療育現場が作ったメソッド本

障害児通所支援事業を運営するアース・キッズ株式会社が、2月20日(月)に初の書籍「発達が気になる子の笑顔と「できた!」が増える スタジオそら式 おうち療育メソッド1 行動編」(出版社:主婦の友社)を出版。

発達が気になる子の笑顔と「できた!」が増える スタジオそら式 おうち療育メソッド1行動編

発達が気になる子の笑顔と「できた!」が増える スタジオそら式 おうち療育メソッド1行動編

本書は、児童発達支援・放課後等デイサービス「スタジオそら」が、2012年から約3,500人に対し現場で行ってきたケーススダディーを基にした書籍となっています。

  • 定価:1,540円(税込)
  • 著者:スタジオそら/発達障害療育研究所 著
  • カテゴリ:育児・しつけ・教育
  • 発売日:2023年2月20日(月)
  • 判型・ページ数:B5変・112ページ
  • 出版社:主婦の友社

発達の気になる子が、暮らしの中で苦手なことをトレーニングするため、家庭でできるプログラムを集められており、1対1を基本とした、子どもが楽しみながらチャレンジできる「スタジオそら」の発達支援プログラムを、家庭でも親子で実践できるよう、わかりやすくオールカラーで紹介しています。

バランスをくずしやすい、走ると急に止まれない、知っている言葉が少ない、友だちと一緒に遊ぶことが難しい、自分で着替えられない、自分で手洗いできないなど、子どもの「苦手なこと」別にトレーニングを親子の遊びとして行うプログラムが掲載され、本書内で使用している絵カードなどの教具を無料ダウンロードできる二次元コードが付いており、行動に着目して問題行動をサポートする方法など、難しい内容もストーリーマンガでわかりやすく学べます。

書籍出版の背景

文部科学省の調査によれば、通常の学級に在籍する小中学生の8.8%に及ぶ子供たちに発達障害の可能性があると言われており、10年前に実施された前回調査の6.5%から2.3%増加していたり、発達障害をテーマにしたテレビドラマが放送されたりと、発達障害や発達の遅れが気になるグレーゾーンの子どもについての関心は高まっていると言えます。

2023年4月にはこども家庭庁の設置、2024年4月には児童福祉法改正の施行も迫っています。

療育施設「スタジオそら」は、全国に15拠点あり、2023年2月現在、合計約1,100人の子どもたちが通っているようですが、それでも入所待ちの子どもたちは約1,500人にものぼり、なかなか入所できない状態でもあるようです。

その理由の一つには、日本における放課後等デイサービスのほとんどが「お預かり」にとどまり、「スタジオそら」のような「療育施設」は限られることから社会的ニーズに応えきれておらず、この背景には、これまで「療育」に関するガイドラインが不明確だったことが挙げられます。

こうした社会環境の改善を行うため、2019年より本格的に「療育」のガイドライン作成に向け「SORA DESIGN PROJECT」を発足し、桜美林大学 小関俊祐 准教授に監修いただきながら、3年の歳月をかけて療育メソッドを構築。

その成果物としてまずは当社社員専用の教科書「療育士の手引き」を作成し、実際に現場で子どもたちに提供しており、この療育メソッドを家庭や児童保育の現場でも実践できるように落とし込んだのが本書となります。

<本書のポイント>

発達障害児向けの手法で知られる「ABA」(応用行動分析)に着目した内容に加え、「スタジオそら」独自の以下の4点を非常にクリアにまとめてあることが本書のポイント。

  1. 「見立て」(アセスメント):子どもの現在の発達状況を確認する
  2. 「目標立て」:その子どもに合わせた支援を計画する
  3. 「手立て」:何をしたら効果が高まるのか手立てを考える
  4. 「実行」:手立てを実行するためのポイントを考える

本書を読むと、「療養」(発達支援)の概要を掴むことができます。


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