軽度の発達障害の問題

発達障害は、重度の場合は知的障害のレベルのことを表すのですが、軽度の発達障害の場合は知的障害をともなっておらず、この知的障害をともなわない発達障害の子供の親は、うつ状態や育児不安に陥りやすく、子供を虐待する率が高いと言われています。

ADHD

また、子供の場合、学校などでいじめられやすく、知的障害をともなわないため障害そのものが認知されず、適切な対処がなされないまま、責められたり、叱られたり、酷いときには虐待されたりしていると考えられ、不登校やうつ、非行などの二次障害を起こしたりします。

発達障害の多くは成長につれて目立たなくなる半面、軽度の場合、大人になってから表面化することが多く、子供時代であれば、男女比率で3対1 、4対1などのように男の子のほうが多くみられるのですが、成長し大人にあるとほぼ1対1になります。

自分は発達障害かも知れないなどという不安をお持ちになる方もいるかもしれません。

確かに社会に適応するには困難をともなう症状があるとはいえ、その一方では発達障害を活かし、素晴らしい仕事をする人もたくさん存在しており、一般の人が想像もつかないようなアイディアや集中力を発揮したり、個性的なリーダーになったりする人もいるので、マイナス思考に陥るのではなく、自分の才能の活かし方を考えていくようにしましょう。

というのも、最近ではウォルト・ディズニーは失語症であったり、スマホの概念を変えたスティーブ・ジョブズはアスペルガー症候群だったとも言われていて、特性を活かすことができれば、大きな可能性はあるんです。

右へ倣え、平均であり普通が良しとされる日本では、なかなか生きづらさはあるのですが、その流れに飲み込まれることなく、自分自身に対して誇りを持ち、生きることが大切です。


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