発達障害グレーゾーンの部下たち

増える職場の「グレーゾーン」の人たちの特徴と対応を解説した書籍。

11月7日、SBクリエイティブより、舟木彩乃さんの新刊「発達障害グレーゾーンの部下たち」が発売されました。

発達障害グレーゾーンの部下たち

発達障害グレーゾーンの部下たち

  • 出版社 ‏ : ‎ SBクリエイティブ
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/11/7
  • 定価 : 1,045円
  • 新書 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN ‏ : ‎ 978-4815626372

著者の舟木さんは、カウンセラーやアドバイザーとして、行政機関・民間企業・病院などで約1万人の悩みを聴いてきた公認心理師で、人間関係の悩みを訴える人の中には、発達障害やいわゆる「グレーゾーン」の人たちも多いのだそうです。

発達障害の傾向がありながら、その診断が付いていない人たちを指す「グレーゾーン」には、発達障害の人とは少し違った以下のような特性があるのだそうで、それらの言動から、職場でうまくコミュニケーションが取れず、仕事上のミスを誘発しがちなこともあり、自分の置かれている環境に違和感を持ち、生きづらさを抱え、適応障害を併発するケースもあるのだとか。

  • こだわりが強く、自分の中で決めた手順を踏まないと仕事ができない
  • 注意力散漫でケアレスミスが多い
  • 人の話を最後まで聞けず、自分の話したいことを話す
  • ・表情や身振りから、相手の気持ちを汲み取れない
  • 複数の業務に同時に取り組むことができない
  • 優先順位がつけられず、自分がやりたい業務を優先させてしまう

しかし、その一方で「行動に裏表がなく、誠実」「視覚的(又または聴覚的)な記憶力が優れている」「特定分野に関する知識が豊富」「一つのことに集中してコツコツと行うことができる」「行動力や決断力がある」「 興味のあることには抜群の集中力を発揮する」などの特性を活かし、創造性を発揮する場合もあるのだとか。

本書では、舟木さんが実際に企業でカウンセリングをした際に見聞きした職場にいる「グレーゾーン」の方の言動を具体的な事例を挙げて示し、どのような対応法を取り入れればよいかを解説されています。

達障害より凹凸が少なくわかりづらい「グレーゾーン」のさまざまなケースを挙げ、特性と対応を具体的に示すことで、「グレーゾーン」とはどういうものなのかを把握し、働きやすい職場づくりの参考となる内容となっています。


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