発達障害グレーゾーンの子のための子育てメソッドを伝える株式会社パステルコミュニケーションの公認心理師で、発達科学コミュニケーションマスタートレーナーの今川ホルンさんの新刊「ことばが遅い自閉症児のおうち療育実践編 脳を育てるあそび77」が、12月3日より発売。

ことばが遅い自閉症児のおうち療育実践編 脳を育てるあそび77
- 著者:今川ホルン
- 定価:1,870円(税込)
- 発売:2025年12月3日
- 仕様 :B5版、ソフトカバー
- 頁数:128P
- ISBN :978-4-9913024-3-5
- 発行:パステル出版
前作「ことばが遅い自閉症児のおうち療育」の実践編として、親子で実際にあそび、ことばが伸びた“効果のあったものだけを集めた初の実践ガイド。
厚生労働省の統計では、発達相談・療育ニーズは10年で約2倍に増加している一方で、療育施設の不足から「待機療育」が問題となっており、「月1〜2回しか通えない」「家でもっとできることを知りたい」という家庭が全国で増えているのだそうで、その中で、家庭でできる「おうち療育」への関心が急速に高まっているようです。
「発達科学コミュニケーション」は、脳科学・心理学・教育学を基盤にしたコミュニケーションメソッドであり、本書では、その理論をもとに自閉症児のことばを遊びで伸ばす実践法が紹介あれていて、自閉症の子どもは、「正しいこと」よりも「楽しいこと」で脳が育つという考えに基づいています。
幼児期の脳発達には、serve & return(良好な相互作用)が重要だとされ、特に遊びを通じた親子のやりとりが脳を育てることが指摘されていて、親子で笑って遊ぶ時間こそが、言葉を育てる“最高の療育”になるのだとか。
自閉症児がことばを話せない理由は「脳の準備がまだ整っていないだけ」であり、本書を読むと、ことばの遅れに悩む親の不安は、脳の土台を育てることにより根本から解決できるという視点に変わります。
脳を育て、ことばを伸ばす「あそび」の大事さを知ることで、訓練ではなく、日常で楽しく“遊び”ながら自然に脳を伸ばすことができるようになるのだとか。
著者自身、長女の自閉症子育てに悩む中で「遊びこそが一番子どもに届く」と気づいた経験を持ち、本書にはその実践知が詰まっています。
「ことばが増えるって、こんなに楽しい!」 そんな毎日を届けたい一冊となっています。