通級指導受ける子12%増

発達障害があるなどの事情で、通常学級に在籍しつつ、一部の授業では別教室で「通級指導」を受ける小中高生が2021年度、18万3880人となり、前年度から12%増えたのだそうです。

21年度を通じて通級指導を受けた児童生徒の数を調査したところ、学習障害(LD)が3万4135人、注意欠如・多動症(ADHD)が3万8656人、自閉症が3万6760人となったのだそうですが、どうやら過去の調査と方法が異なるため単純比較できないとはいえ、前年度に続いて最多を更新した。

学校机

通級による指導

通級による指導(通級指導)とは、小学校・中学校の通常学級に在籍し、通常学級を受けながら、学習または生活で障害による困難を改善・克服するための特別指導のことを指し、原則としてが個別指導となるのですが、必要な場合にはグループ指導を取り入れる教育形態となっており、通級による指導の対象となるのは、知的障害がなく、言語障害・自閉症・情緒障害・弱視・難聴・学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)・肢体不自由などの障害を持つ児童・生徒で、指導の対象となるか否かの判断は在籍校の校長が行います。

高等学校では、発達障害を含む障害のある生徒への指導や支援は、通常の授業の範囲内で実施されていたため、特別の教育課程を編成する通級による指導が実施できていなかったのですが、平成30年度から、高等学校においても通級による指導が開始され。


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